引渡しが終わったので、一条工務店に対して残額を支払う必要があります。
着手金と上棟金、最終金で建築費用の各々1/3ずつを支払わなければならないのですが、私は「つなぎ融資」を使いました。
しかし、つなぎ融資は金利が高めなので、極力早く一条工務店の支払いを済ます必要があります。
そのために、住宅ローンの金消契約を早目に手配してもらいました。
1.三井住友信託銀行の住宅ローン
私も多くの人と同様に住宅ローンを借り入れて建築費用を賄っています。
借入銀行を検討する時に、大きく分けて「ネット系」「店舗系」の2パターンが考えられます。
私は、ネット系の金利の低さは魅力だと感じましたが、一生に一度であろう住宅ローンの仕組みが良く分からないということもあったので、営業担当に質問できる店舗系の銀行を選択しました。
なかでも、金利が低い三井住友信託銀行が第一候補でした。
この銀行では長期固定の金利が低いという特徴があり、安定志向の私としてはこれ以上の金融機関は無いというほどでした。
また、一条工務店の提携銀行ということで、最も優遇される金利が適用されるというメリットもありました。
三井住友信託銀行で土地のローンは既に実行済みですが、その時は借入時に保証料を支払いました。
一括で前払いするか?それとも金利を0.2%上乗せするか?を選択する方式で、一括前払いだと、35年ローンで1,000万円借り入れた場合に約20万円が保証料として納める金額になります。
金利上乗せ方式だと、同条件では35年間での返済総額で(金利にも左右されますが)約40万円近くを支払う計算になります。
もちろん、両者とも繰上返済を行えば、保証料は返納されますし、金利方式では当然ながら総返済額が少なくなります。
ですが、私の場合は、一括前払い方式を選択した方がおトクであろうと考えました。
2.新しい商品として手数料型
土地のローン実行の時は、保証料型の一択でしたが、建物ローン金消契約を交わすために調べ事をしていると「手数料型」という文字を発見しました。
しかも、保証料型より金利が若干低く設定されています。
ネット系の銀行では、保証料ではなく手数料を支払うことが主流なのですが、両者はどう違うのでしょうか?
簡単に言うと、繰上返済をした場合、保証料は返納されるのですが、手数料は返納されないということのようです。
ですので、積極的に繰上返済を考えている人にとっては保証料型が有利と言えるかもしれません。
しかし、繰上額の多少によって保証料の返納額も変動するので注意が必要です。
例えば、30年ローンで保証料を30万円納めたケースを想定して、繰上返済を頑張って20年で完済したからといって、保証料の3分の1(10万円)が戻ってくるという訳ではありません。
各社で計算方式がありますが、返納額は逓減していくことが普通です。
そういった諸々の条件を考えて、どちらが自身に合った方式かを検討すべきだとは思いますが、私の場合は複雑な計算に付いていけず...。
自分で考えることを諦め、銀行の担当者にシミュレーションをお願いしようとしたのですが、「一条工務店との提携では、この新商品はまだ提携していません。」ですと。
真剣に悩んだ自分がバカでした...。先に聞いておけば良かった...。
3.まとめ
ということで、今後、三井住友信託銀行の手数料型商品が一条工務店と提携することも考えられますので、選択肢の一つにしても良いのではないでしょうか。
住宅ローンは選択肢が多岐に亘り、また人生設計の重要なファクターですので慎重に選択することが必要です。
銀行はどこにするか?
変動金利 or 固定金利 or 当初期間固定金利?
保証料型 or 手数料型?
借り入れる人の状況や考え方にも大きく左右されるので、一概にこれが正解!というものは無いと思います。
今の低金利時代には、私のように安定志向であれば固定金利が有力候補になりますし、低金利時代だからこそ金利が低い変動金利も魅力でしょう。
相場を読むことはプロでも難しいので、未来を予測することなど出来るはずもなく。
であれば、せめて情報収集を念入りにして、自分に最適な住宅ローンを見つけることが大事だと思います。
一生懸命努力した結果の選択であれば、思い描いた通りの未来にはならなくても、後悔が少なくなれば精神衛生上では良い方向に向くのではないかと思います。
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