地鎮祭って何するの?服装は?


パタパカです。

先日、地鎮祭を執り行いました
着手承諾以降、放置状態でしたが、ようやく我が家にも進捗がありました。






1.地鎮祭の目的とは?


地鎮祭は何の目的で行うのかというと、外構などの土木工事や建築工事を始める前に、その土地の氏神様に対して土地を利用させてもらう許しを請う神事でして、噛み砕いて言うと、工事の無事・安全やその土地に建築する家の繁栄を祈願するために執り行います。

絶対に行わなければならないという訳でもありませんので、近年では省略することも多々あるとのこと。

私は比較的神事に対しては敬意を払うタイプですので、今後何十年と住む土地と家ですので、こういう祈願は滞りなく済ませたいと思い、しっかりと儀を執り行っていただきました。

一条工務店で建築する場合には、事前に担当の営業さんから地鎮祭を実施するかを訊かれるかと思います。
神社への予約や式の準備は一条工務店が段取りしていただけますので、施主としては特に手間は掛かりません。
費用としても、神社への「初穂料(3万円)」だけでした。
ですので、万が一の事故があってから後悔するのであれば、実施したいと考えました。


2.服装はスーツ?普段着?


服装はどのような格好で参列すれば良いのでしょうか?

私としては、神事ですし我が家の工事安全と繁栄を祈願するのですから、当然の如くスーツだろうと思いましたが、調べてみると普段着でもスーツでもどちらでも良いようです。

儀式が終了してからの雑談中に営業氏に聞いてみましたところ、「スーツで参列する人は少ない」とのこと。

えっ?我が家は気合が入り過ぎていた...?」と一瞬恥ずかしい想いだったのですが、すぐさま営業氏から

最近は若い施主が多いので普段着の人が多いのですが、神事なので本来はスーツが望ましい格好だと思いますけどね。

とフォローの言葉をいただきました。
さすが、有能な営業氏です。私の心の中を見透かしたように自然の流れでフォローを入れてくれました。

記念撮影もするので、後悔しないためにもスーツをお薦めします。


3.儀式の流れ


地鎮祭ではどのようなことをするのでしょうか?
まず、会場に入る際(着席する前)には手水」で両手を洗い清めます
意外に忘れがちなので気をつけてくださいね。

参列者が揃ったところで儀式が開式されます。

① 「一同一礼」
② 「修祓(しゅばつ)」
③ 「降神(こうしん)の儀」
④ 「献饌(けんせん)の儀」
⑤ 「祝詞奏上(のりとそうじょう)」
⑥ 「四方清め祓い」
⑦ 「地鎮の儀」
⑧ 「玉串拝礼」
⑨ 「撤饌(てっせん)の儀」
⑩ 「昇神(しょうしん)の儀」
⑪ 「一同一礼」

これらの儀式のほとんどは神主が進めていきますので、たまに「ご低頭下さい」と言われたりした場合以外は見守るだけで大丈夫です。

ですが、⑥「地鎮の儀」と⑦「玉串拝礼」の2つは施主の出番がやって来ます。


4.施主の出番


この2つで施主は何をするかと言うと、

⑥「地鎮の儀」では、鎌を使った<刈り初めの儀>、鋤での<穿ち初め(うがちぞめ)の儀>、鍬を使っての<鍬入れの儀>が一般的ですが、私が住む福岡県では3つめの<鍬入れ>ではなく、杭と木槌を使った<杭打ちの儀>を執り行います。

<刈り初めの儀>は施主である私が行います。
神主から鎌を拝受し、「えいっ!えいっ!えいっ!」の掛け声とともに、砂で作られた小山の頂上に供えられている稲を刈り取ります。

次に<穿ち初めの儀>ですが、我が家の場合、業務都合で工事監督と設計士が参列出来なかったためなのか、妻が担当することに!!
神主から「では、奥様。」と平静なトーンで呼ばれた妻は「えっ?私?」と予想外のことに戸惑いながらも、砂の小山に掛け声とともに鋤を入れ、何とか無事にお務めを果たしました。

最後は土木を担当する外構業者さんと一条工務店営業氏のコンビで<杭打ちの儀>を。
これも砂山の頂上に杭を打ち込んで無事終了です。


⑦「玉串拝礼」は、神主から榊を拝受し祭壇の前に進みます。
榊は横向きで渡されますので、一旦枝部分を自分の胸に向けて、祭壇に向かって軽く一礼。
一歩前に進み、榊を反時計廻りに半回転(枝部分を祭壇に向けるように)させて、榊を祭壇に奉納します。
一歩後退し、二礼二拍手一礼の作法に則って祈願します。

これは施主→施主家族→外構業者→一条工務店という順番で全員が行います


5.所要時間


無事に全ての儀を執り行い、神主の発声とともにお神酒で乾杯をして滞りなく地鎮祭が終了しました。
大寒波が翌日から到来するとの予報だったのですが、当日から激寒でして、式自体は30分程度だったのですが、終始寒さによる震えと戦ってました。

最後の乾杯の際に、神主からのご挨拶です。

え~、大寒波到来が来る前日に挙行できたことはパタパカ様のお家の繁栄を祝福しているようです...。え~、それでも本日は...、え~、寒かったですね...。

と、前途を祝す挨拶にしようとしたようですが、目の前でブルブル震えているパタパカ一家を見て、「寒くなくて良かったね」とは言えなかったんでしょうね。
参列者は一同に苦笑いでした。


6.ご近所へのご挨拶


地鎮祭終了後は、ご近所へのご挨拶に廻りました。
挨拶したのは、向こう三軒両隣(両隣/正面とその両隣)+裏とその両隣合計8軒でした。
青色が我が家で、赤色の家が挨拶対象です。

手土産は一条工務店が準備してくれてますので、施主で準備する必要はありません。

目的は、工事開始に伴い騒音等でご迷惑をお掛けすることをお詫びすることと、顔を知っていただき、「一体どんな家族が入居してくるんだ?」という不安感を払拭できればとの意味を込めて訪問しました。

皆様、とても良い人ばかりで、私自身もご近所付き合いに対する不安を払拭できました。

以上で、地鎮祭当日に実施すべきことは終了したのですが、営業氏は一人でもう少し範囲を広げた近隣の人にご挨拶に行ってくるとのことでした。
寒い中、我が家のためにそこまでしていただいて非常にありがたいです。


7.まとめ


長々と書きましたが、地鎮祭をするかどうかは各家の考え次第ではありますが、一生に一度のことですのでやっておいて損はしないのではないでしょうか。
記念にもなりますしね。

初めてのことで、戸惑うことも多いかと思いますが、皆さんが丁寧に説明してくれますので心配せずに、厳かな気持ちで執り行えばよろしいのではないかと思います。

工事監督と初対面が叶うと思っていたのですが、お会いできずに残念でした。


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